「賢い」「日本に適正」―西武が獲得の新助っ人投手2人、渡辺SDの評価は…

ブルージェイズでもメジャー登板経験のあるワグナー【写真:Getty Images】
ブルージェイズでもメジャー登板経験のあるワグナー【写真:Getty Images】

カスティーヨは先発、ワグナーはセットアッパー候補として期待

 西武は12日、来季助っ人外国人投手として、ニール・ワグナー投手(33歳、レイズ傘下3Aダーラム・ブルズ)とファビオ・カスティーヨ投手(28歳、ドジャース)の両投手を獲得したことを発表した。

 先発ローテーションを守り、今季11勝を挙げた野上亮磨が、国内フリーエージェント(FA)権行使のため、巨人に移籍した。手薄となった先発陣の穴を埋めるべく期待がかかるのが、ドミニカ出身のファビオ・カスティーヨだ。

 背番号は「47」。185センチ、107キロのパワー系右腕で、直球は常時155~6キロを計測するという。「ドミニカ人特有の投げ方なのですが、ただ速いだけではなく、賢い配球ができ、コントロールもまとまっている」と、渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(SD)の評価は高い。

 また、183センチ、98キロのアメリカ人、ニール・ワグナーは中継ぎとしての起用が見込まれる。背番号は「12」。直球は150キロ前後と、格段に速いわけではないが、何よりも同SDが太鼓判を押すのがフォークボールだ。「アメリカでも、使いこなしている投手はあまりいない中、上手くフォークボールを使える投手。コントロールと、緩急の使い方が非常に上手い。日本球界に適性があるなと判断しました」と、大きく期待を寄せる。今季チームに貢献したブライン・シュリッター同様、勝ちパターンの一角として、7回ないし、セットアッパーとしての役割が主になりそうだ。

 推定年俸はカスティーヨが90万ドル(約1億260万円)、ワグナーが80万ドル(約9120万円)となっている。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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