パドレスとイチローの代理人が接触 GMが明言「時期が来たら検討したい」

去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】
去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】

2014年オフにも獲得を検討したプレラーGM「ボッグスとイチローの件について話した」

 パドレスのAJ・プレラーGMが14日(日本時間15日)、フロリダ州オーランドのウインターミーティング会場ホテルで取材に応じ、フリーエージェント(FA)となっているイチロー外野手の代理人ジョン・ボッグス氏と連絡を取っていることを認めた。

 11日(同12日)から開催されていたウインターミーティング期間中にはほとんど姿を見せず、部屋に籠もってチームの補強に関するミーティングを重ねた。エンゼルスに入団が決まった大谷翔平投手の獲得に向けて、“二次選考”の面談には通算601セーブを誇る伝説の守護神トレバー・ホフマン氏、ベンチコーチを務める通算583本塁打のマーク・マグワイア氏、特別アドバイザーを務める野茂英雄氏、斎藤隆氏ら日米スター総出で臨んだが、惜しくも獲得には至らず。ウインターミーティング中は、レイズとヤンキースとの三角トレードで三塁手チェース・ヘッドリーと先発ブライアン・ミッチェルを獲得した。

 プレラーGMは「今後は内野手や投手の強化を優先的に行っていきたい。控え選手の補強は年明けになるだろう」と話したが、同時に「ボッグスとイチローの件について話をした」と明言。「今後の補強の進み方にもよるが、時期が来たら検討したい」と話した。

 サンディエゴに拠点を置くボッグス氏は、通算3141安打、打率.338、首位打者8度、球宴15度などの活躍で背番号「19」がパドレスの永久欠番ともなっているトニー・グウィン氏、かつてはパドレスで指揮を執った現ジャイアンツ監督のブルース・ボウチー氏の代理人を務めるなど、球団と深い関わりを持っている。また、プレラーGMはかねてよりイチローの才能とカリスマ性を高く評価。2015年にマーリンズ入りした際も、若手選手の手本として獲得を検討した経緯がある。

 2014年オフにイチローのマーリンズ入りが決まったのは、年が明けた2015年1月27日のことだった。今回もボッグス氏は「同じくらいの時期になるだろう」と長期戦を予想しており、すぐに移籍先が決まることはなさそうだが、移籍先候補としてパドレスの名前が入っていることは間違いなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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