岩瀬、サファテ、則本は驚愕の大記録達成 今季生まれた投手の“好珍”記録

ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

岩瀬の954登板、サファテの54セーブ、則本の8戦連続2桁奪三振はプロ野球記録

 ソフトバンクが2年ぶり8度目の日本一に輝き、幕を閉じた2017年のプロ野球。今季も143試合という長く険しい戦いの数々をくぐり抜け、選手たちは数々の感動や興奮を与えてくれた。その中では数々の輝かしい記録も達成された。球史に名を残す記録を回顧し、2017年を振り返ってみよう。

 前回の打者編に続き、今回は投手の個人記録だ。

 今季、投手が達成した記録といえば、まず、3人の前人未到の大記録が挙げられるだろう。中日の岩瀬仁紀投手とソフトバンクのデニス・サファテ投手、そして楽天の則本昂大投手である。

 岩瀬は8月6日の巨人戦で通算950登板を達成し、米田哲也氏(近鉄)が持っていた949登板の歴代最高登板記録を更新した。その記録をシーズン終了までに「954」まで上乗せし、1000登板という驚異の数字まで残り46登板と視界に捉える。現役を続行する来季以降どこまで数字を伸ばすか、注目だ。

 ソフトバンクのデニス・サファテ投手は9月5日のオリックス戦でシーズン47セーブをマーク。2005年の岩瀬、2007年の藤川球児(阪神)が持っていた46セーブを超えてプロ野球新記録を樹立。その後シーズン終了までに54セーブまで記録を伸ばし、前人未到の50セーブの壁も越えた。則本は4月19日の西武戦から6月8日のDeNA戦まで8試合連続2桁奪三振を記録。これもプロ野球新記録の大記録であった。

サファテは通算200セーブ、3年連続40セーブ、4年連続30セーブなども達成

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