“4億円プレーヤー”内川誕生、石川は500%アップ ホークス18日の契約更改

契約更改に臨んだソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】

和田は現状維持4億円「貢献できなかったことを謝りました」

 2年ぶり8度目の日本一に輝いたソフトバンクが18日、主力選手の契約更改交渉を再開させた。11日から17日まではハワイへの優勝旅行中だったために中断。この日は新たに5選手が来季の契約を更改した。

 4年契約の4年目が終了した内川聖一外野手は5000万円増となる4億円で更改し、新たにチーム7人目となる4億円プレーヤーの仲間入り。さらに来季からの2年契約を勝ち取った。来季が3年契約3年目となる和田毅投手は現状維持の4億円でサイン。今季8勝をあげた石川柊太投手は500万円から500%アップの3000万円で来季の契約を結んだ。(金額は推定)

○石川柊太投手(500万円→3000万円)
「先発、中継ぎ色々なところでしっかりやってくれてありがとう、助かった、と言ってもらえました。1年間戦う厳しさ、大変さを感じた1年だった。後半もがいたところもあって、厳しさを感じつつ自分を知ることができた1年だった。これを来季に生かさないといけない。思い切りの良さは消してはいけないところだとシーズンを通して思った」

○飯田優也投手(2100万円→2000万円)
「今年は何もできなかった。悔しいシーズンになったので(ダウンは)しょうがないと思っています。思い切り投げるという自分の持ち味が出せなかった。初心に帰って、バッターに向かっていけるようにしたい。夏過ぎから2軍でやって、いい形が出てきているので継続していければ、と思っています」

○本多雄一内野手(1億8000万円→1億8000万円)来季2年契約2年目
「12年間やってきた中で一番悔しいシーズンになりました。初めて怪我以外で2軍落ちもした。当時は嫌な思い、厳しい思いもしましたが、今となってはいい経験になりましたし、精神的に勉強になりました。(残り13個の)350盗塁も達成できずに何をやっているんだろうという思い。ホークスはいい選手ばかりですし、打たないと試合には出られない」

○内川聖一外野手(3億5000万円→4億円)新たに2年契約締結
「怪我もあって自分としても納得できるものではないが、球団からは『それを補って余りあるくらい』と、クライマックスシリーズと日本シリーズでの活躍を評価していただいた。この歳になっての新しい2年契約には感謝しかないですし、その気持ちに応えないといけない。移籍してきて最少の試合数ですし、規定打席にも到達していないシーズンだった。また頑張らないといけないというのが正直な気持ち」

○和田毅投手(4億円→4億円)3年契約3年目
「今年1年貢献できなかったことを謝りましたし、申し訳ない1年だったと球団の方には話しました。8試合しか投げられていないですし、4つしか勝っていない。働くことができなかったので、申し訳ない1年だった。怪我をしてはダメだなと思いましたし、来年は同じことがないようにしたい。開幕投手も目指していく場所。先発をやっている以上はそうでないと、目指していかないとダメだと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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