Dバックスが平野との2年契約を正式発表、平野「すでに居心地良さを感じる」

年俸3.4億円+出来高1.2億円と現地報道
ダイヤモンドバックスは22日(日本時間23日)、オリックスから海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指していた平野佳寿投手と2年契約を結んだと発表した。現地報道を総合すると、年俸は毎年300万ドル(約3億4000万円)が保証され、100万ドル(約1億1300万円)の出来高がつくため、総額は800万ドル(約9億600万円)に達する可能性があるという。
ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは「我々は長年にわたりオリックス・バファローズ所属のヨシヒサをスカウトしてきました。我がブルペン陣に、彼のように質が高く経験あるリリーバーが加わることに、大きな喜びを感じています。ヒラノ投手ご夫婦、そして2人の小さなお子さんをアリゾナに迎えることを楽しみにしています」と喜びをコメントした。
平野も英文で入団のコメントを発表。「アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約できたことを光栄に思います。彼らはすでに私と家族を両手を広げて迎え入れくれ、居心地の良さを感じています。そして、これこそが私がこのチームと契約した理由です。家族もアリゾナで共に新たな生活を始めることを楽しみにしています。Dバックスは優勝できるチームだと信じていますので、その目標を達成するお手伝いができたらと思います」と、チームの環境が一番の決め手だったことを明かしている。
ダイヤモンドバックスは今季93勝69敗のナ・リーグ西地区2位でプレーオフに進出。ワイルドカードゲームでロッキーズを下したが、地区シリーズではダルビッシュ、前田を擁するドジャースに敗れた。傘下マイナーには、元ロッテの中後悠平投手が在籍している。
平野は2005年の大学生・社会人ドラフト希望枠でオリックスに入団。今季まで通算549試合に登板し、48勝69敗156セーブ139ホールド、防御率3.10の成績を残している。
(Full-Count編集部)
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