MLB通算434発の元楽天AJが語る… 日本で成功する助っ人、失敗する助っ人

現在はブレーブスでスペシャルアシスタントを務めるジョーンズ氏

 現在、ジョーンズ氏はプロのキャリアをスタートさせたブレーブスでスペシャルアシスタントとして選手の指導にあたるほか、プロスペクト(有望な若手)のチェックなどを手助けしている。そんなAJが、もしスカウトとして日本に選手を連れてくるならば、選手を選ぶポイントはどこに置くのか。

「仮に私がスカウトするならば、1番重要視したいと思うのは海外でのプレー経験があるかどうか、だね。日本に来る前に、海外でプレー経験があるか。ラテンの選手はアメリカでやっていること自体が海外での経験になるが、アメリカ人の選手ならば、ウインターリーグなどでメキシコ、ドミニカ、ベネズエラ、どこでも構わないが、アメリカ以外でプレーしたことがあること。

 海外でのプレー経験というのは、それだけ違う文化、違うスタイルの野球にアジャストするという経験をしているので、それが日本に来た時にすごく役に立つと思う。アメリカの野球しか知らないアメリカ人選手が日本に来て失敗しているのを、僕はたくさん見てきたからね」

 ジョーンズ氏が重視するのは海外でのプレー経験の有無。AJ自身は、現在メジャー屈指の選手となっているアンドレルトン・シモンズやケンリー・ジャンセン、ジュリクソン・プロファーといった選手を生み出している。オランダ領アンティルのキュラソー島出身で、そもそも米国が異国であったし、2008年オフにはドミニカのウインターリーグにも参加している。

 ジョーンズ氏の経験においても、それだけ異国の地でプレーすること、生活すること、そしてその土地に適応することが重要だったのだという。もちろん、これに当てはまる選手が必ず結果を残すわけではないし、当てはまらなくとも、活躍する選手もいる。ただ、ジョーンズ氏が指摘するポイントも、外国人補強を成功させる1つの要素なのかもしれない。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND