西武辻監督、「今年の成績は過去」も…スローガンが“継続”となったワケ

スローガンの発表役を担った西武・辻発彦監督【写真:上岡真里江】
スローガンの発表役を担った西武・辻発彦監督【写真:上岡真里江】

今季途中から移行した「CATCH the FLAG」を引き継ぐ形に

 西武ライオンズの2018シーズンのスローガンが、『CATCH the FLAG 2018栄光をつかみ獲れ!』に決定した。

 今季は、『CATCH the ALL つかみ獲れ!』を掲げ、4年ぶりのAクラス入りを至上命令として戦った中、シーズン終盤、クライマックスシリーズ(CS)出場が見えた時点で『CATCH the FLAG 栄光をつかみ獲れ!』へと移行。「ALL」から「FLAG(優勝ペナント)」と、目標を明確化することで、球団、チーム、ファンが、より一層“優勝”へ向けて一体化することを目指した。

 Aクラス入りは果たせたが、今季届かなかった“優勝”を叶えるべく、来年もその思いを引き継ぐ形だ。発表役を担った辻発彦監督は、「それぞれ、いろんな部分で成長しなければいけないが、選手たちの気持ちが“FLAG(=優賞旗)”へ向けて1つになって戦えるかが一番大事なところ。とにかく、『優勝目指して頑張る』という気持ちしかない」と、来季に懸ける強い思いを口にした。

 来季2年目となる指揮官は、さらにスローガンのボードに、直筆で『攻める』と追記した。「今年の成績はもう過去のこと。わがチームは、若い選手も多く、変わったばかりのチーム。特に今年頑張った選手にとっては、より、年が非常に重要になってくる。我々も含め、さらにまだまだ成長するためにも、守りに行かずに、選手一丸となって1試合1試合、攻めの心を忘れずに戦っていく」と、宣言した。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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