ホークス森、大台突破1.3億円で更改 ライバルは岩嵜「絶対追い越さないと」

契約更改に臨んだソフトバンク・森唯斗【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・森唯斗【写真:藤浦一都】

目標は「信頼されるセットアッパー」、4300万円増+出来高に「モチベーションになる」

 26日、ソフトバンクの森唯斗が契約を更改。ルーキーシーズンから4年連続で50試合以上登板を果たし、4300万円アップの推定年俸1億3000万円+出来高でサインした。

 今季の森は、岩嵜翔、サファテに次ぐチーム3位の64試合に登板。キャリアハイの60試合超えでルーキーシーズンから4年連続50試合以上登板を記録した。その登板数と同じくキャリアハイとなる35ホールドポイントの評価もあって推定年俸は1億円を突破した。

 1億円プレーヤーの印象を「すごい選手がもらえるんだと思っていた」という森は「まだもらってないけど楽しみ」と笑顔を見せた。さらに初めて代理人をつけての交渉で出来高の獲得にも成功。出来高の内容は詳しく語らなかったが「モチベーションになる」と、来季への意欲をのぞかせた。

 来季の目標は5年連続の50試合登板はもちろんのこと「信頼されるセットアッパーになること」を掲げた。「投げる以上はそこをやりたい」と、サファテにつなぐ8回のマウンド勝ち取るつもりだ。ライバルは球団記録の登板数とホールドポイントを挙げた岩嵜。その岩嵜について「抜きたいという気持ちでやってきたから1年間投げられた。絶対追い越さないといけない存在」と語った。

 そのために来季に向けて「今93キロある体重を80キロ台に減らして身体のキレを出したい」という森。その最大のハードルとなるのが「子どもと一緒に食べちゃうスナック菓子」だという。森は「断つのは無理だけど減らします」と笑いながら語ったが、そんな家族とのリラックスタイムが大きなパワーになっているのも事実だ。

 チームでは信頼されるセットアッパーとして、家庭では信頼される大黒柱として、森は来季もありったけの力を発揮するつもりだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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