元巨人・楽天の金刃憲人が楽天打撃投手で再出発 昨季限りで現役引退

楽天の打撃投手に就任する金刃憲人【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】
楽天の打撃投手に就任する金刃憲人【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】

寮長には元楽天2軍バッテリーコーチの芹澤裕二氏が就任

 楽天は4日、巨人と楽天でプレーした左腕・金刃憲人元投手が今季から打撃投手に採用されたと発表した。また、寮長には元楽天2軍バッテリーコーチの芹澤裕二氏が就任する。

 金刃は2006年ドラフト希望入団枠で巨人入り。翌年にルーキーながら開幕ローテ入りを掴み、22試合に投げ7勝6敗、防御率3.55の成績を残した。翌年からは1軍と2軍を行き来し、2軍では先発、1軍では中継ぎの役割を任せられた。2012年オフに楽天へトレード移籍。2013年にサイドスローの救援投手に転向すると、39試合に投げて1勝0敗9ホールド、防御率1.85の好成績でチームの日本シリーズ初優勝に貢献した。2016年にはキャリアハイとなる54試合に投げ3勝1敗14ホールド、防御率2.38と存在感を見せたが、昨季は怪我の影響もあり、1軍登板は6試合にとどまり、シーズン終了後に戦力外通告。これをうけて現役引退を発表した。

 1986年にドラフト外で中日に入団した芹澤氏は、1軍出場がないまま1996年を最後に現役引退。中日の2軍バッテリーコーチ、1軍バッテリーコーチを経て、2005年から2009年まで楽天の2軍バッテリーコーチを務めた。その後、韓国プロ野球のSKワイバーンズ、サムスンを経て、2015年から2季はヤクルトで2軍バッテリーコーチをし、昨季は再びサムスンで1軍バッテリーコーチをしていた。

(Full-Count編集部)

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