FAの上原浩治、移籍決定の平野&牧田を祝福 「自分はいつになるのか……」

去就が注目される上原浩治【写真:Getty Images】
去就が注目される上原浩治【写真:Getty Images】

同じリリーバーの2人に「おめでとうございます!」

 カブスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手が、西武からポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦を目指していた牧田和久投手のパドレス入りを自身のツイッターで祝福。一方で、自身の去就決着については「いつになるのか…」と“複雑”な胸中を吐露した。

 パドレスは6日(日本時間7日)に牧田の獲得を発表。米メディアの報道では、2年契約で年俸総額400万ドル(約4億5200万円)とされている。また、昨年末にはオリックスから海外FA権を行使していた平野佳寿投手も、ダイヤモンドバックスが2年契約での獲得を発表。こちらは2年総額600万ドル(約6億8000万円)。1年毎に100万ドル(約1億1300万円)のインセンティブがついていると報じられており、条件を満たせば総額は800万ドル(約9億600万円)に達する見込みとなっている。

 自身と同じ2人のリリーバーの移籍先が決まったことを受け、上原は「平野くん、牧田くんが決まったみたいですね。おめでとうございます!」とツイート。ただ、自身はまだFAの身とあって「自分はいつになるのか……」とも綴っている。

 上原はカブスに移籍した昨季、シーズン序盤からブルペンを支えたものの、9月2日の登板を最後に体調不良で離脱。懸命にリハビリを続けたが、プレーオフのメンバー入りはならなかった。レギュラーシーズンは49試合に登板し、3勝4敗14ホールド2セーブ。リリーフ転向後は自己ワーストの防御率3.98だったが、9イニング当たりの奪三振率は10.47と未だ優秀な数字を誇る。

 4月3日には43歳となる大ベテラン。ただ、地元紙「ボストンヘラルド」は上原をFA市場に残るリリーバーで「2番手グループ」と位置づけた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も、2番手グループにあたる「クオリティ・パフォーマー」に入れるなど、評価はまだまだ高い。移籍先が決まるまで、もう少しの辛抱となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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