「そういう部分も勝負」ハム栗山監督が清宮への“外出報告令”にこめた親心

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

米へ羽ばたいた大谷にも入団時から同ルールを適用

 日本ハムの栗山英樹監督が8日、清宮幸太郎内野手に外出時の報告を義務付けた。

 この日千葉・鎌ヶ谷の勇翔寮に入寮したドラフト1位の黄金ルーキーに直接伝えた指揮官は、その思いを明かした。

「外出する時に誰と出ているのかということは、ちゃんと毎日報告しなさいと伝えました。野球に集中できる環境だけはしっかり作ってあげたい。能力はあるわけだから集中して必死にやれば必ず前に進むはずなので。その話だけはしっかりしました」

 米エンゼルスに移籍した大谷翔平投手にも、入団時から適用したルール。将来的なメジャー挑戦を口にする清宮にも、同じように夢を実現させてほしいという親心がこもっている。

「本当に頭のいい子なので、何をこっちが言いたいのかを理解していた。1日1日しっかり勝負をしてほしい。試合での勝負の前に、我慢するところは我慢する、やるべきところはやる。そういう部分も勝負だから。1つ1つの勝負をしっかりやりきれなければ、結果は出ない。そのことは伝え、そのことは(本人も)わかっている」と話した。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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