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【投手の球数を考える】“二刀流”大谷は起用法次第も…MLBに「3000球」の壁

NPBでは「限界」ともいえる「シーズン3000球」。しかし、MLBでは先発投手の「基本」と言っても良い数字だ。今季からMLBでプレーする大谷翔平は二刀流での起用になるとはいえ、「3000球」が大きな壁になってくる。

今季エンゼルスでの活躍が期待される大谷翔平【写真:田口有史】
今季エンゼルスでの活躍が期待される大谷翔平【写真:田口有史】

藤浪よりも“省エネ”、シーズン3000球を投げたことのない大谷

 NPBでは「限界」ともいえる「シーズン3000球」。しかし、MLBでは先発投手の「基本」と言っても良い数字だ。今季からMLBでプレーする大谷翔平は二刀流での起用になるとはいえ、「3000球」が大きな壁になってくる。

 大谷翔平と同期同学年の藤浪晋太郎の年度別の成績、投球数、1試合、1回当たりの投球数の推移を見ていこう。

○2013年
藤浪 24試10勝6敗 防御率2.75 137.2回2252球
(1試合93.83球 1回16.36球)
大谷 13試3勝0敗 防御率4.23 61.2回1098球
(1試合84.46球 1回17.81球)

○2014年
藤浪 25試11勝8敗 防御率3.53 163回2844球
(1試合113.76球 1回17.45球)
大谷 24試11勝4敗 防御率2.61 155.1回2538球
(1試合110.35球 1回15.73球)

○2015年
藤浪 28試14勝7敗 防御率2.40 199回3374球
(1試合120.5球 1回16.95球)
大谷 22試15勝5敗 防御率2.24 160.2回2462球
(1試合111.91球 1回15.32球)

○2016年
藤浪 26試7勝11敗 防御率3.25 169回2948球
(1試合113.38球 1回17.44球)
大谷 21試10勝4敗 防御率1.86 140回2229球
(1試合106.14球 1回15.92球)

○2017年
藤浪 11試3勝5敗 防御率4.12 59回1093球
(1試合99.36球 1回18.53球)
大谷 5試3勝2敗 防御率3.20 25.1回403球
(1試合80.60球 1回15.91球)

◯合計
藤浪 114試45勝37敗 防御率3.05 727.2回12511球
(1試合109.75球 1回17.19球)
大谷 85試42勝15敗 防御率2.52 543回8730球
(1試合103.93球 1回15.90球)

 過去5年間で、大谷のシーズン投球数が、藤浪を上回ったことは一度もない。また3000球を投げたことは一度もない。1試合当たりの投球数も藤浪よりも少ない。

 阪神と日本ハムの用兵の違いもある。日本ハムには二刀流の大谷に対する配慮もある。大谷は藤浪より慎重に使われているとはいえるだろう。

 ただ、大谷は2014年以降、1回当たりの投球数が16球を割っている。17球前後の藤浪に比べて投球効率は良い。このことは、MLBに移籍するうえでメリットになる。

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