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プロで「洗礼」も伸びしろ十分 最速157キロ、覚醒待たれる西武23歳右腕

剛速球が魅力の投手には「パワーピッチャー」の称号が贈られることがある。抽象的だが、一般的には恵まれた体格で速球を武器とし、打者に向かっていく強気の意識が見える投手のことを指すのではないだろうか。191センチ、103キロ(昨年の開幕時)の埼玉西武・中塚駿太投手は、まさにそのイメージを形にしたような選手だ。

埼玉西武・中塚駿太【写真:(C)PLM】
埼玉西武・中塚駿太【写真:(C)PLM】

2016年ドラ2中塚が得た収穫と課題

 剛速球が魅力の投手には「パワーピッチャー」の称号が贈られることがある。抽象的だが、一般的には恵まれた体格で速球を武器とし、打者に向かっていく強気の意識が見える投手のことを指すのではないだろうか。191センチ、103キロ(昨年の開幕時)の埼玉西武・中塚駿太投手は、まさにそのイメージを形にしたような選手だ。 

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 白鴎大学時代、中塚が4年春までにリーグ戦で挙げた勝利はわずか1つ。プロ入りが確実視される存在ではなかったが、4年秋のリーグ戦で覚醒。最速157キロの剛速球を武器に5勝を挙げると、その潜在能力に注目した西武が2016年ドラフト2位で指名した。しかし、1月の新人合同自主トレではランニングからいきなり苦戦。登板前に早くも「洗礼」を浴び、プロの世界の厳しさを思い知った。 

 ただ、中塚はファームで精一杯腕を振り続けた。好不調の波が激しかったため、満足のいく成績ではなかったものの、持ち味の直球は常時150キロ台を計測。1年間怪我なく投げ抜き、得難い経験値を得た。 

 昨年9月24日のオリックス戦では、念願の1軍マウンドも経験。1イニングを投げ切ることは叶わなかったが、直球は最速153キロをマークし、メットライフドームに集まった多くのファンの前で、その能力の片鱗を見せることができたと言ってもいいだろう。ただ、2死から12球連続ボールを与え満塁のピンチを招き降板。自慢の直球が通用することを証明したが制球力に課題を残したことも事実だった。 

 シーズン終了後の11月からは、登板経験を増やすために豪州ウインターリーグに参加。登板した全ての試合で三振を奪うなど、来季に向けて十分な収穫を得て帰国した。マウンドを経験するごとに「大器」としてのベールを脱いでいく23歳右腕。次はどのような成長を見せてくれるのか、ファンはその覚醒の時を心待ちにしている。

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