宛先「ジーター」…主力放出マーリンズの本拠地名物“死守”へ署名運動開始

マーリンズの新オーナーに就任したデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
マーリンズの新オーナーに就任したデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

「ジーターはホームラン・スカルプチャー撤去を望んでいる」との報道に…

 マーリンズのデレク・ジーター新オーナーが、本拠地マーリンズパークの名物巨大オブジェを撤去したがっているとの報道を受け、“反対運動”が始まった。「Save The Marlins Sculpture!(マーリンズのスカルプチャーを救え!)」とのタイトルで、インターネット上での署名活動がスタート。宛先は「デレク・ジーター」となっている。

 マーリンズは現在、ジーター新オーナーのもとでチーム再建中。選手総年俸の削減のため、ジャンカルロ・スタントン外野手、マルセル・オズナ外野手、ディー・ゴードン内野手と主力をトレードで次々と放出した。しかし、あまりにも急激な“改革”であること、代わりに獲得した選手の質が良くないことなどから、批判が噴出。さらに、経営黒字化に成功した場合、新オーナーグループの1人で最高経営責任者(CEO)に就任したジーター氏に1年につき数億円のボーナスが入ることも発覚し、波紋が広がっている。

 まだチームに残っている選手も不信感を募らせており、チーム再建の過程で中心選手となるはずだったJ・T・リアルミュート捕手、クリスチャン・イエリッチ外野手、そしてスタントンの代わりにヤンキースから移籍してきたスターリン・カストロ内野手までもがトレードを志願。イエリッチの代理人は米メディアの取材に応じ、「選手とチームの関係は修復不可能なほど壊れてしまっている」と明かしていた。

 さらに、ここにきて話題となっているのが、マーリンズパークのセンターに設置されている名物巨大オブジェ「ホームラン・フィーチャー」をジーター氏が撤去したがっているとの報道。地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「デレク・ジーターはマーリンズのホームラン・スカルプチャー撤去を望んでいる、そして市長は手助けをしている」とのタイトルで報じるなど、関心事の1つになっている。

ファンからのコメントも続々「大切なもの!」「保存しなければ!」

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