フィリーズが人気歌手ビリー・ジョエルと“特例”1年契約 背番号は「5」

フィリーズと特例の1年契約を結んだ歌手のビリー・ジョエル氏【写真:Getty Images】
フィリーズと特例の1年契約を結んだ歌手のビリー・ジョエル氏【写真:Getty Images】

本拠球場で5年連続コンサート開催を記念

 フィリーズが強力な助っ人の補強に成功した。フィリーズのマット・クレンタックGMとゲーブ・キャプラー新監督は18日(日本時間19日)に記者会見を開き、ロックの殿堂入りを果たした世界的人気歌手ビリー・ジョエルと1年契約を結んだと発表した。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が伝えている。

 ビリー・ジョエルと言えば、1970年代から1990年代にかけてヒット曲を連発した人気シンガーソングライターで、「ピアノ・マン」「アップタウン・ガール」「ストレンジャー」「オネスティ」などの代表曲は日本でも大ヒットとなった。これまで6度グラミー賞を獲得し、1999年にはロックの殿堂入りも果たしている。

 ニューヨーク出身のジョエルだが、フィリーズの本拠地シチズンズパークでは昨年まで4年連続でコンサートを開催。今年も7月27日に開催されることが決定している。会見で「ビリー・ジョエルの大ファン」と明かしたクレンタックGMは、5年連続でのコンサート開催を記念して、ジョエル氏と“特例”の1年契約を結ぶことを発表し、契約書にサイン。契約はコンサート当日の7月27日に有効となる。同席したキャプラー監督と共に、「JOEL 5」と入ったユニフォームを掲げた。

 メジャーでは、引退を発表した選手が引退試合を開催するために古巣と1日契約を結ぶことはあるが、現役の歌手と契約を結ぶことは稀だ。今年69歳を迎える音楽界の大巨匠は、グラウンド上では戦力にはなりそうもないが、世界を魅了した歌声でフィリーズを後押しすることになりそうだ。

【画像】ビリー・ジョエル氏と契約を結んだ事を記念し、ユニフォームが披露された

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