牧田に“ライバル”!? パ軍キャンプにマイナー「サブマリン」右腕2人が参加へ

パドレスではリリーバーとして期待される牧田和久【写真:編集部】
パドレスではリリーバーとして期待される牧田和久【写真:編集部】

マイナーで好結果を残す2人が招待選手としてメジャーキャンプ参加

 西武からポスティングシステム(入札制度)でパドレスに移籍した牧田和久投手は、メジャーでも希少な「サブマリン右腕」として、活躍が期待されている。しかし、ここにきて思わぬ“ライバル”が明らかになった。パドレスのメジャーキャンプに、アンダースローのマイナー契約2投手が招待選手として招待されたというのだ。

 驚きの事実を伝えたのは、かつてパドレスの番記者を務め、現在は球団公式サイトなどに寄稿しているビル・センター記者。自身のツイッターで「右腕のマイナーリーガー、アダム・シンバー、TJ・ウェアー、トレイ・ウィンジェンタ―、エリック・ヤードレーがパドレスのキャンプに招待される」とレポート。そして「先日契約したカズヒサ・マキタ同様に、シンバーとヤードレーはサブマリーナーだ」と続けた。

 牧田の最大の売りといえば、“絶滅危惧種”ともいわれるサブマリン投法。浮き上がる軌道で打者を惑わし、さらにクイックでタイミングをずらすなどの投球術を駆使して、確固たる地位を築いてきた。メジャーでも、サブマリン投法を武器にブルペンで重要な役割を果たすと見られている。ただ、下からの“突き上げ”があるかもしれない。

 センター記者が名前を挙げたシンバーとヤードレーは、ともに牧田と同じ救援右腕。27歳のシンバーはマイナー通算221試合登板、20勝11敗、防御率3.06の実績があり、昨季は3Aで37試合登板、4勝1敗、防御率2.92の好成績を残している。

 一方、同じ27歳のヤードレーもマイナー通算208試合登板で12勝13敗、防御率2.66。昨年は2Aで44試合に登板し、3勝1敗、防御率2.05、3Aでも5試合に投げて0勝1敗、防御率2.00と上々の数字が並ぶ。どちらも戦力として期待され、メジャーキャンプに招待される。牧田に対する球団からの評価は高いが、キャンプからきっちりと結果を残す必要がありそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

CATEGORY