ダルビッシュ、田中も上位…投球間隔20秒以内ルール実施で影響受ける投手は?
投球間隔が長い投手、ダルビッシュは先発投手で3番目、田中は9番目
試合時間の短縮に向けて新たな規制が設けられる可能性が浮上している大リーグ。投球間隔を20秒以内とする「ピッチ・クロック」や捕手がマウンドに行ける回数の制限などのプランが浮上し、選手会が反発していることが米国内で報じられた。選手会の同意を得ずに導入する可能性も出ている中、カナダのスポーツ専門メディア「ザ・スコア」が投球間隔の制限で影響を受ける投手を特集。ダルビッシュ有投手らの名前が挙げられている。
同メディアは「ピッチ・クロックの影響を最も受けるのはどの投手だろうか?」との見出しで特集記事を掲載。「早くても2018年にこのルール変更を一方的に実施する力がロブ・マンフレッド(コミッショナー)にはある。つまりリーグ史上初めて、投手は彼らのアプローチを調整せざる得なくなるのだ」とし、米データサイト「ファングラフス」のデータを基に昨季投球間隔が長かった投手をレポートした。
今回の記事で挙げられているのは規定投球回に達した先発投手と救援投手の上位5位以内。先発投手の中で3番目に長かった投手としてダルビッシュが入っており、「今季終了時の投球間隔は27.1秒だった。年が経つに連れて間隔が長くなったバーランダーのように、ダルビッシュのルーキーシーズンでの投球間隔は25.4秒であった」とレポートしている。
また先発の4位タイはジャスティン・バーランダー、ジェイソン・ハメル、ジェレミー・ヘリクソンの3投手で26.9秒、2位はアレックス・カッブで27.3秒、1位はソニー・グレイで28.3秒となっている。
一方、救援の5位タイはタイラー・クリッパード、クリス・ベックで29.8秒、4位はコーリー・ギアリンで29.9秒、3位はホアキン・ベノワで30秒、2位はバド・ノリスで30.6秒、1位はペドロ・バエスで31.1秒。バエスは3年連続で30秒を超えているという。
ちなみに「ファングラフス」によると田中将大は先発投手で9番目に投球間隔が長く25.4秒となっているほか、多くの投手が20秒を超えている。正式に導入が決まれば、多数の投手が投球間隔の修正を余儀なくされそうだ。
(Full-Count編集部)