カーショー、ダルビッシュにド軍再契約の「売り込み」 本人を気遣う様子も

ドジャース・カーショ―(左)とダルビッシュ【写真:Getty Images】
ドジャース・カーショ―(左)とダルビッシュ【写真:Getty Images】

ドジャースには“贅沢税”問題も「僕たちが心配することではない」

 今オフ、ドジャースからフリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手。その去就が注目される中、ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショーが同球団との再契約を望んでいる。地元紙「ロサンゼルス・デイリー・ニューズ」が伝えている。

 今オフ、日本人右腕と共に調整を続けているカーショー。米メディアも両投手が頻繁にキャッチボールを行っている様子を伝えている。そんな左腕は地元紙に、ダルビッシュの動向に対して言及。「僕は(ダルビッシュに対して)売り込みをした。どうなるか見てみるつもりだよ」、「僕たちは、彼がどのようなオファーを受けたのかというような話はしていない。彼にあまりプレッシャーをかけたくないからね」と語ったという。

 ドジャースの補強に関してついて回るのは“贅沢税”(CBT)の問題。各球団のメジャー40人枠に入っている選手の総年俸に対する課徴金のことで、税率は連続するほど毎年引き上げられる仕組みとなっている。記事では近年、ドジャースが継続して規定の額をオーバーしていることに触れ、「今年もし基準値の1億9700万ドル(約214億円)を下回れば、2012年以来初めて“贅沢税”のペナルティーを免れる」と伝えている。

 カーショーもこの件について言及。「みんながCBTについて話している。どの球団がお金を使えて、どの球団が使えないというようなことをね」としながら、「もし彼ら(ドジャース)が(ダルビッシュの獲得で基準値を)超過しても気にしないよ。彼らは必要な時に使うことのできる資金を十分に稼いできた。だから僕たちが心配することではない。僕たちはただ、最高のチームにしたいと思っている。今、本当に良いチームだと思うよ」と語っている。

 以前も地元ラジオ番組でダルビッシュの実力や語学力を称賛していたカーショー。今回はドジャースとの再契約を望みながらも、岐路に立たされる本人を気遣う様子を見せている。最強左腕も熱視線を送る中、ダルビッシュはどんな決断を下すのか。去就決定の瞬間は着実に迫っている。

(Full-Count編集部)

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