ドジャース、ダル獲りの優先順位“低”…GM言及「先に解決するべき問題ある」
代理人と連絡を取っていることは認めたが…
ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地ドジャースタジアムでファンフェストを開催した。エース左腕クレイトン・カーショー投手、前田健太投手らチームの主力選手とともにイベントに参加したファーハン・ザイディGMは、現在フリーエージェント(FA)のままになっているダルビッシュ有投手との再契約について「先に解決すべき問題がある」と優先順位が低いことを明かした。
昨季ワールドシリーズまでコマを進めながら、第7戦で一歩及ばなかったドジャースは、今オフはベテラン一塁手のエイドリアン・ゴンザレスをトレード放出。選手の年俸総額がぜいたく税の対象となる上限を超えないように、若返りと補強を同時進行させている。主力に大きな入れ替えはなかったが、「去年のシーズン後にミーティングをし、現状のメンバーに自信を持っていること、補強をするにしても慎重に行うことを確認した。今年は去年と同じような成功を期待できる」と現状の戦力に自信を見せた。
今オフのFA史上は例を見ない動きの鈍さで、ドジャースからFAになったダルビッシュもまだ移籍先が決まらずにいる。ドジャースも移籍先候補として名前が挙がっているが、ザイディGMは「あまり詳しいことは言えないが、代理人とコンタクトを取っている数少ない選手の1人」とは認めたものの、「ただし彼を加えるよりも先に解決すべき問題があるのも事実」と優先順位が低いことを明かした。
ドジャースの他にも、ツインズ、カブス、ブルワーズらが移籍先候補として挙がるダルビッシュ。キャンプインまで3週間を切り、その去就に注目が集まる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)