西武新助っ人、最速166キロで異名は「FIRE」 ダルからは「日本が好きになる」

西武の入団会見を行ったワグナー(左)とカスティーヨ【写真:上岡真里江】
西武の入団会見を行ったワグナー(左)とカスティーヨ【写真:上岡真里江】

昨年ドジャースでダルビッシュと同僚のカスティーヨ、ワグナーとともに入団会見

 西武の新外国人、ニール・ワグナー投手(34)とファビオ・カスティーヨ投手(28)が30日、埼玉・所沢市の球団事務所で入団会見を行った。

 現時点で中継ぎでの起用が見込まれるアメリカ人右腕ワグナーは、「チームの一員として、全力でチームに貢献できればと思っています。その中で、自分が活躍している姿を見て、ファンの方に楽しんでもらいたい」と、笑顔を見せた。

 昨季10月に婚約が決まり、フィアンセを母国に残してのプレーとなるが、新天地での挑戦を、最愛の女性も快く応援してくれたとのエピソードも明かした34歳。自信を持つストレートとスライダーで「高いレベルの打者と戦って、抑えていきたい」と、意気込んだ。

 カスティーヨには、国内フリーエージェント(FA)でチームを去った野上亮磨のポジション、先発での活躍が期待されている。かつて、その豪速球から、母国ドミニカの仲間たちから『FIRE』のニックネームで呼ばれていたという剛腕は、元チームメイトだったダルビッシュ有投手から、「日本でプレーしたら、きっと日本が好きになるよ」と、話を聞いたこともあり、以前から日本に興味があったという。

 日本人打者については、「パワーヒッターよりもコンタクトヒッターというか、しっかりとボールにバットを当ててくるイメージが強い」とのイメージを口にする。最速103マイル(約166キロ)を誇る速球で三振の山を築けるか。注目したい。

 また、185センチ、107キロと、パワフルな巨体の一方、「ファンからサインを頼まれたり、声をかけられたら、しっかりと対応していこうと思っています。気兼ねせずに声をかけてもらえたら」と、オープンマインドな一面も。投球でも人柄でも、ファンの心をがっちり掴んでくれるはずだ。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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