鷹デスパイネがカリビアンS初戦で負傷交代 第2戦は様子を見て出場検討

記者会見に出席した(左から)キューバ代表のブランコ投手、マルティ監督、グラシアル内野手【写真:福岡吉央】
記者会見に出席した(左から)キューバ代表のブランコ投手、マルティ監督、グラシアル内野手【写真:福岡吉央】

鷹モイネロは疲労を考慮して招集されず

 メキシコ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ、キューバの5か国で争われるカリビアンシリーズが2日(日本時間3日)、メキシコのグアダラハラで開幕し、開幕戦でキューバがベネズエラを6-4で下した。ソフトバンクに所属するアルフレド・デスパイネ外野手は「4番・左翼」で先発したが、負傷交代した。

 デスパイネは2点を先制して迎えた初回無死二塁のチャンスで一邪飛。守備では3回までに4度打球を処理したが、先頭で迎える予定だった4回裏の打席を待たず、3回裏終了後にベンチに退いた。試合終了時には右足を引きずりながらベンチ前で仲間を出迎えており、守備時に痛めたとみられる。関係者によると、デスパイネはキューバリーグのプレーオフ時にも右足を痛めていたといい、痛みが再発した可能性もある。デスパイネは試合前には「カリビアンシリーズで優勝して、弾みをつけて日本に向かいたい」と話していた。

 カルロス・マルティ監督はデスパイネについて「明日の試合でプレーできないのであれば休ませる」と話しており、デスパイネ欠場の場合は、この日の試合で「6番・DH」で先発した元巨人のフレデリック・セペダ外野手か、ベンチスタートだったアレクサンデル・アヤラ内野手を4番デスパイネの代役として起用することを示唆した。

 なお、同じソフトバンクのリバン・モイネロ投手は昨年の日本シリーズ後、同11月下旬にパナマで行われたU-23パンアメリカン大会にキューバ代表として出場。その後もキューバの国内リーグでプレーしていたが、関係者によると疲労を考慮して今回は招集されなかったという。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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