奮起期すロッテ唐川 井口新体制の春に手応え「やりたいことができる」
11年目春、フリー打撃初登板で40球「このまま精度を高めていきたい」
今年で11年目、すっかりベテランの域に達したロッテ唐川侑己投手が3日、石垣島キャンプ3日目でフリー打撃に登板した。加藤、井上を相手に40球。指にかかったボールで差し込み、順調なスタートを切った。
「ブルペンの延長ですけど、ストライク率もよく、バランスも問題なかった。このまま精度を高めていきたい」と手応えを口にした右腕。昨年は打線の援護にも恵まれなかったが、負けが大きく先行し、5勝10敗に終わった。目指すは12勝を挙げた2011年以来7年ぶりの2桁勝利だ。
10日から始まる第3クールでは、紅白戦の登板も決まっている。「例年より(個人練習ができる)自分の時間がある。やりたいことができる。今までやってきたことを継続して、まずは1年間しっかりやること。やりすぎて怪我をしないこと」と、前をしっかり見据えて準備を進めている。
成田高校時代の同級生と一昨年に結婚し、来年は30歳を迎える。唐川にとって、野球人生を左右する節目のシーズンが始まった。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)