中日遅咲きの和製大砲に覚醒の予感 場外弾含む柵越え14発、3被弾の小笠原も脱帽

今春のキャンプでアーチを量産している中日・福田永将【写真:荒川祐史】
今春のキャンプでアーチを量産している中日・福田永将【写真:荒川祐史】

昨季は95試合の出場で自己最多18本塁打

 中日の福田永将内野手が、圧巻のアーチショーを演じた。沖縄キャンプ4日目の4日。このキャンプで1番の冷え込みとなった沖縄の寒空に、次々と打球が弧を描いた。

 この日のフリー打撃。まず打撃投手を相手に、22スイングで11本の柵越え。最後は4連発と、そのパンチ力を存分に発揮。この後は打撃投手を務めた小笠原慎之介投手との対戦に。23球で18スイングし、3本の柵越え。15スイング目には北谷公園野球場の場外まで飛んでいく超特大弾だった。計40スイングで14発の柵越えを放ち、スタンドのファンからは感嘆の声が漏れた。

 昨季、1軍でのプレーは4月下旬からで95試合の出場。規定打席に届かない326打席に終わったが、自身最多となる18本塁打を放った。来季が12年目となる遅咲きの和製大砲だが、打線の核として期待がかかる選手だ。3発を打たれた小笠原は「去年、途中からで18本打っていて、やっぱり凄いなと思いました」と脱帽。2日には吉見一起からも10本の柵越えを放っていた福田に、本格化の予感が漂っている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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