【カリビアンS】元Gセペダ、デスパ代役4番でキューバ勝利導く2打点「勝つことが使命」

2打点と勝利に貢献したキューバのフレデリック・セペダ【写真:福岡吉央】
2打点と勝利に貢献したキューバのフレデリック・セペダ【写真:福岡吉央】

キューバ2連勝でメキシコ2連敗、中日育成マルティネスが2戦連続セーブ

 キューバが3日(日本時間4日)、地元メキシコに5-4で逆転勝ちし、カリビアンシリーズ2連勝を飾った。前日2日(同3日)の試合で右ふくらはぎを痛めたソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が欠場。頼れる主砲を欠く中、代役として4番に座った元巨人のフレデリック・セペダ外野手が3回に一時勝ち越しとなる左越え適時二塁打を放つなど2打点。ソフトバンクが獲得を目指すユリスベル・グラシアル内野手も1打点の活躍。一方、メキシコ代表の楽天ジャフェット・アマダー内野手はこの日も「5番・DH」で出場したが、3打数無安打に終わった。

 4-4で迎えた8回には、メッツでプレーするヨエニス・セスペデス外野手の弟、20歳のヨエルキス・セスペデス外野手が代走で今大会初出場。1死一、三塁のチャンスでラウル・ゴンザレス内野手が中堅に犠飛を放ち、決勝のホームを踏んだ。キューバは9回、4回途中から好投を続けてきた2番手のアライン・サンチェス投手が無死二塁のピンチを招いたが、抑えを務める中日育成のライデル・マルティネス投手が後続の3人を抑えて得点を与えず。地元メキシコの大声援もものともせず、2試合連続セーブを挙げた。

 弟分であるデスパイネの代役4番を務めたセペダは「長い間キューバ代表でプレーしているので、やることは一緒。この大会で勝つことが我々の使命。今日の勝利は大きい」と胸を張った。

 一方、地元メキシコはまさかの2連敗。ベンジャミン・ジル監督は「今日は(キューバ2番手の)サンチェスがよかった。勝ちたくない選手なんて誰もいない。みんな勝ちたいんだ。我々にはあと2試合ある。(次戦の相手)ベネズエラは投打、フィジカル、すべてがいいチームだが、まずは明日の試合に全力を注ぎたい」と話した。

 なお、3日時点での勝敗は以下の通り。1次リーグの上位4チームが準決勝に進出する。

キューバ 2勝
プエルトリコ 1勝
ベネズエラ 1勝1敗
ドミニカ共和国 1敗
メキシコ 2敗

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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