ホークス期待の育成左腕に試練? 「自分のリズムで投げられなかった」理由

ブルペンで投球するソフトバンク・長谷川宙輝【写真: 福谷佑介】
ブルペンで投球するソフトバンク・長谷川宙輝【写真: 福谷佑介】

宮崎キャンプ第2クール2日目、和田とバンデンハークに挟まれて投球練習

 ソフトバンクの長谷川宙輝投手に試練が訪れた。育成選手ながら、大きな期待を寄せられている左腕だが、宮崎キャンプ第2クール2日目の7日、ブルペンで想定外の事態に襲われた。B組でキャッチボールを終えてブルペンに向かうと、そこには捕手に向かって一番左サイドで投げる和田毅投手、1つ空いてリック・バンデンハーク投手の姿があった。

 投手コーチから指定された投球練習の場所は、まさかのチームの大黒柱である2人の間。まだ2年目の育成左腕にとっては緊張も無理ない状況だった。一級品のボールを投げる和田とバンデンハークに挟まれながら、58球を投げ「緊張しちゃって、自分のリズムで投げられなかったですね」と苦笑いだった。

 投球練習中には工藤公康監督からも「周りを気にしすぎ」との注意も受けた。ただ、その中で両サイドで投げる先輩2人の投球から「1球1球丁寧に投げているように感じました。いいボールを投げようと思っている感じが、僕と比べたらしなかったですね」とも感じ、伸び盛りの左腕にとっては貴重な時間にもなったようだった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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