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直さなかったクセが武器に 鷹26歳育成オールドルーキーに“左キラー”の片鱗

凄みがあるわけではない。球がすこぶる速いわけでもない。それでも、何かちょっと面白い。打者からしたら、嫌らしさを感じる投手なのではないだろうか。

シート打撃に登板した育成ドラフト6位ルーキーの渡邉雄大【写真:福谷佑介】
シート打撃に登板した育成ドラフト6位ルーキーの渡邉雄大【写真:福谷佑介】

「打者が立つと見栄えがする」の評、ホークス育成6巡目の入団の渡邉

 凄みがあるわけではない。球がすこぶる速いわけでもない。それでも、何かちょっと面白い。打者からしたら、嫌らしさを感じる投手なのではないだろうか。 

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 ソフトバンクの渡邉雄大投手。育成ドラフト6巡目で新潟アルビレックス・ベースボールクラブから入団した左腕だ。新潟の中越高から青山学院大へ進み、2014年からアルビレックスBCへ。4年間プレーし、ようやくNPBの門を叩いた26歳の“オールドルーキー”である。 

 その渡邊が宮崎キャンプ第3クール2日目、B組で行われたシート打撃に登板。入団後初めて、実戦形式のマウンドに上がり“左キラー”としての片鱗を感じさせた。 

 まず先頭で打席に立った右打者の張本優大を見逃し三振に切ると、キューバ人育成選手の左打者オスカー・コラスを空振り三振に。その後、右打者の森山孔介に中前安打を許したものの、川瀬晃、育成の松本龍憲と左打者2人から三振を奪った。打者7人に対して被安打1。左打者4人に対しては無安打3三振に封じ「久しぶりの実戦の形でしたけど、内容としては良かったかなと思います」と語った。 

 自身の最速は143キロ。だが、左サイドハンドから投じられるボールはクセがある。手元で微妙に曲がったり、沈んだり。「150キロ出るわけじゃないんで、動かしたりの要素が必要。もともと綺麗な真っ直ぐを投げるわけじゃなかった。これまでの指導者も言わなかったので、直さなかったんです」。これが、今では左腕の武器となっている。 

「まだ意図しないボールが多い。そこを直さないと上では通用しない」とシート打撃の投球を振り返った渡邊。倉野コーチは「打者が立ったほうが見栄えのする投手だなと思いましたね」と、左腕を評した。まだまだ課題も多い育成選手。ただ、26歳の“オールドルーキー”は意外なダークホースとなるかもしれない。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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