中日ドラ1鈴木博が圧巻初シート打撃登板 7人を無安打2K「いい仕上がり」

春季キャンプに参加している中日・鈴木博志【写真:福谷佑介 】
春季キャンプに参加している中日・鈴木博志【写真:福谷佑介 】

岩瀬らとともにキャンプ初のシート打撃登板、1人の走者も出さず

 中日のドラフト1位ルーキー鈴木博志投手が沖縄キャンプ第3クール3日目の16日、初のシート打撃に登板し、圧巻のピッチングを披露した。この日は岩瀬仁紀、山井大介、オネルキ・ガルシア、谷元圭介の4人とともに登板。右腕は打者7人に対して1本の安打も許さない完璧なピッチングを見せた。

 期待の新星が、最初に迎えた打者は亀沢恭平内野手。初球の真っ直ぐを打たせて遊ゴロに仕留めると、新助っ人のスティーブン・モヤ外野手はカットボールで見逃し三振。3人目の昨季新人王の京田陽太内野手は投ゴロに打ち取った。

 2巡目は昨季18本塁打の福田永将内野手を遊ゴロ、高橋周平内野手を中飛に切り、大野奨太捕手は空振り三振に。ここで3アウトとなったが、最後に松井佑介と対戦。ここも二ゴロに打ち取り、見事にノーヒットに抑え込んだ。打者7人に対し、無安打2奪三振だった。

 登板後にはブルペンでの投球練習も行い「フリー打撃のバッティングピッチャーではストライクが取れなかったので、初球ストライクを取りにいくテーマでいきました。いいシート打撃になったと思います。自分で思ったところに投げられたので、自分の中では良かったと思う。結果は良かったですし、テーマにしていてことが出来たので、いい仕上がりになってきていると思います」と振り返った鈴木。最速157キロを誇る即戦力右腕への期待は膨らむばかりである。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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