パドレス牧田が下手投げの同僚に積極アドバイス「遅い球を覚えたら生きる」

キャンプに参加しているパドレス・牧田和久と通訳のアオシマ氏【写真:盆子原浩二】
キャンプに参加しているパドレス・牧田和久と通訳のアオシマ氏【写真:盆子原浩二】

カーブのコツは「ゴルフのロブショットみたいに」

 パドレスの牧田和久投手が18日(日本時間19日)、米アリゾナ州ピオリアで守備練習やサイン確認など、軽めの練習を行った。

 前日にブルペン投球を行った右腕は「慣れてきたというか疲労が蓄積してきたという部分で、休みがない分、メリハリをつけてやらないと」と話した。日本のキャンプは4日あるいは5日おきに1日のペースで休養日があるが、メジャーでは通常キャンプインからオープン戦が始まるまでの約2週間は休日はない。

 言葉や習慣が違う新しい環境に飛び込んだことで、体以上に心や頭に蓄積する疲労が増える。「ずっと同じペースで同じ気分でやっていたら、多分開幕あたりで疲労がマックスで全然ダメだと思うので、どこかでリフレッシュを。大塚さんなり野茂さんなりに聞いてみたい」と、先輩の知恵を拝借するつもりだ。

 この日のキャッチボール相手は、同じアンダースローのアダム・シンバー。「アンダースローを始めてから、自分の動画を見ていてくれた」という27歳右腕に、「真っ直ぐが強いから、遅い球を覚えたら、それがもっと生きてくるよ」とアドバイスを送ったという。すると、早速シンバーからカーブの投げ方について質問も受け、「ゴルフのロブショットみたいな感じ」で投げていると伝えるなど、積極的に交流を図っている。

 西武で実績を積み、侍ジャパンでも結果を出した下手投げの右腕に、スカウト部門を統括するドン・ウェルキ副社長は「アンダースローが非常に楽しみ。試合終盤で活躍してくれるはずだ」と期待を寄せている。

 次回は20日(同21日)にもブルペン投球を行う予定だ。

(Full-Count編集部)

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