本拠地でも徐々に“大谷フィーバー” 岩手からファン「親のような気持ちで」

アナハイムのエンゼル・スタジアムの前で「O」の文字を作る大谷ファンの方々【写真:盆子原浩二】
アナハイムのエンゼル・スタジアムの前で「O」の文字を作る大谷ファンの方々【写真:盆子原浩二】

本拠地エンゼル・スタジアムにも大谷ファン

 エンゼルスが本拠地とするアナハイムのエンゼル・スタジアム。その正面付近には「大谷翔平」の文字が大きく掲げられている。スタジアムにはすでに今季のイベントスケジュールが掲載されており、7月12日(日本時間13日)には大谷の二刀流首振り人形(ダブルボブルヘッド)のイベント日となることも記されていた。

 その本拠地には18日(日本時間19日)の朝、日本から観光客が訪れていた。大谷の出身地である岩手から足を運んだという5人組は熱心にスタジアムの写真を撮影。全員、熱烈な大谷ファンなのだという。高橋珠美さんは「親のような気持ちできました。大谷くんは岩手県の本当に誇りですね。石川啄木、宮沢賢治、新渡戸稲造……。今は大谷くんです。頑張って活躍して欲しいです」とエールを送り、二刀流の成績を「全勝! ホームランは10本!」と予想。また佐藤奈保子さんも「出場した試合はすべてホームランを打ってほしい」と期待を込めた。

 一方、女性4人に混じり唯一の男性の坂本譲さんは「高校時代によく応援に行きました。ピッチングも良かったですが、バッティングも凄かったです。素晴らしいものがありました。たぶん12、3勝、ホームランは15本くらいじゃないですかねえ」と冷静に分析。スタジアムの前で両手で「O」の文字を作った5人は「シーズン中にも来たいです!」と口をそろえていた。

 現在、米アリゾナ州テンピのキャンプ施設でスプリングトレーニングに参加している右腕。遠く離れた本拠地でもひっそりと“大谷フィーバー”が沸き起こりつつある。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY