3連覇へ死角なし!? 広島の鉄壁リリーフ陣にかかる3つの「100」の記録

沖縄でのキャンプに参加している広島・今村猛【写真:編集部】
沖縄でのキャンプに参加している広島・今村猛【写真:編集部】

ジャクソン、今村は100ホールド、中崎は100セーブが迫る

 広島は19日、2次キャンプとなる沖縄キャンプの第1クールを終えた。この日は勝利の方程式入りが期待される3投手が初のフリー打撃に登板。ジェイ・ジャクソン、今村猛、中崎翔太の3投手は昨季それぞれが50試合以上に登板し、リーグ連覇の原動力となった。

 この時期、投手の方が仕上がりは早いと言えども、鈴木誠也、堂林翔太らを相手にほぼ完ぺきな内容。ジャクソンは打者5人に対し安打性はわずか1本。「いつでも準備はできている。(キャンプ)初日からでもいけるよ」と状態の良さを口にし、今村、中崎も順調な仕上がりを見せて猛アピールを見せる若手に付け入る隙を与えないほどである。

 今季で来日3年目を迎えるジャクソンは通算67ホールド、プロ9年目となる今村は通算97ホールド、そして8年目の中崎は通算74セーブをここまで挙げている。ケガなく順調にいけば、カープが誇る鉄壁の“中継ぎトリオ”は100ホールド、100セーブをシーズン中に達成する可能性が高い。

 2016年に悲願のリーグ制覇を成し遂げ、昨季は他を寄せ付けない圧倒的な強さでリーグ2連覇を達成した広島。田中、菊池、丸ら強力な打撃陣に目がいきがちだが、充実したリリーフ陣も広島の強みと言える。昨年、シーズン序盤に腰痛で戦線離脱した中崎は「個人的な記録に興味はありませんが、結果は後からついてくる。若い投手も多いので危機感は常に持っています。1年間しっかり投げることが大事ですから」と語る。

 この3投手以外にも昨季59試合に登板した一岡竜司や、53試合に登板した中田廉らがブルペンに控えている。もちろん強力な打線が健在で、さらに投手陣も盤石といえる広島。リーグ3連覇に向けて、大きな死角は見当たらない。

(Full-Count編集部)

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