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「主力脅かす存在いない」平成唯一の3冠王・松中氏の見るホークスの課題

現在は解説者などを務める松中氏はホークスのキャンプを視察し、「若い選手が育ってない。目につくような選手もいなかった。主力を脅かす存在は誰もいない。そこだけが気がかり」と指摘。愛着ある古巣の現状に、危機感を覚えていた。

かつてホークスでプレーし、2004年に3冠王に輝いた松中信彦氏【写真:福谷佑介】
かつてホークスでプレーし、2004年に3冠王に輝いた松中信彦氏【写真:福谷佑介】

投手陣は続々と若手の名前が挙がるが…

 2年連続の日本一を目指すパ・リーグ王者のソフトバンクホークス。昨季は先発投手陣を中心に怪我人が続発した中で分厚い選手層が物を言い、故障者の影響を感じさせない強さを発揮した。結果的には驚きの94勝をマークし、ぶっちぎりでリーグの頂点に返り咲いた。

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 特筆すべきは、やはり投手陣。昨季は和田毅、千賀滉大、武田翔太を故障で欠く事態となったが、石川柊太、松本裕樹といった若手投手が台頭し、窮地を凌ぐことが出来た。今春キャンプでは笠谷俊介や育成選手の長谷川宙輝、野澤佑斗がA組に昇格してアピールし、B組にも田中正義や高橋純平、古谷優人といった期待の若手がいる。年齢バランスを考えても、将来的な不安は少ない。

 野手に関しても、捕手の層の薄さはあるものの、現有戦力はほぼ申し分ない。柳田悠岐を筆頭に、内川聖一、松田宣浩、アルフレド・デスパイネといった強打者が揃い、中村晃や今宮健太といった“職人”、そして上林誠知、甲斐拓也といった若い戦力も出てきた。だが、やはり投手陣に比べると、若い力が育っていないという現状にある。

 柳田、中村晃、今宮、上林、甲斐はまだ20歳代で、向こう5年間はチームの中核を担っていく存在だろう。課題とされているのは30歳代半ばとなっている内川、松田の後継者、そして年齢層が高めとなっている控え組に代わる新戦力だ。レギュラーが固定されていない二塁の本多雄一や明石健志、川島慶三、そして長谷川勇也や吉村裕基といった面々は軒並み30歳を超えている。

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