鷹16年ドラ1田中が紅白戦で2回4K 工藤監督「腕の振りよりボール来る」

紅白戦に登板したソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】
紅白戦に登板したソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】

2イニングを投げて2安打を許すも、無失点

 ソフトバンクの2016年のドラフト1位・田中正義投手が宮崎キャンプ第6クール初日の24日、このキャンプで初めてA組の紅白戦に登板した。紅組の4番手として2イニングを投げて無失点。4つの三振を奪った。

 6回からマウンドに上がった田中正義は1イニング目はキッチリ三者凡退に。先頭の谷川原を144キロの真っ直ぐで三邪飛に切ると、堀内を143キロで、本多をこの日最速タイの149キロで二者連続の空振り三振に切った。

 2イニング目は先頭の高田に右前安打を許したが、盗塁死。中村晃を見逃し三振に切り、柳田には左前安打を浴びたものの、グラシアルからは144キロで空振り三振を奪った。2回2安打無失点4三振という内容に、右腕は「結果として2回を無失点というのは形になったので、それは続けていきたいですね。まだ自分の中でもっと良くなると思うところはある。調子は良くはなかったけど、それなりのボールはいったかなとは思います」と振り返った。

 昨季のドラ1右腕の投球を見守った工藤公康監督は「いいボールもあったし、前に比べると良くなっている。打者に聞くと、腕の振りよりもボールが来るみたい。分かっていても、振り遅れる。(A組で)最初としては悪くない」と及第点を与えていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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