大谷翔平、OP戦初戦は制球乱れるも…投手コーチが不安を“一蹴”したワケ

オープン戦初登板を果たしたエンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
オープン戦初登板を果たしたエンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

OP戦初登板は2回途中2失点、制球の乱れは気にせず「気温が上がればよくなる」

 エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、米アリゾナ州テンピで行われたブルワーズ戦に渡米後初先発し、1回1/3を投げて1被弾を含む2安打2奪三振1四球2失点(自責1)だった。試合後に大谷が「内容はともかくとして、すごい楽しかったです」と笑顔を見せると、ナギー投手コーチも「マウンド上では冷静で落ち着いていた」と強心臓ぶりを称えた。

 オープン戦とはいえ、渡米後初めて上がる実戦のマウンド。緊張してもおかしくないが、23歳右腕は「特に変わることなく、いつも通りな感じで入れたんじゃないかなと思ってます」と振り返る。その落ち着き払った様子は、ベンチから様子を見守る投手コーチにも伝わった。

「マウンド上でもしっかり調整し続けていたし、今日のピッチングには満足しているよ」

 制球を乱してカウントを悪くする場面もあったが、「アリゾナで空気が乾燥している上に、気温が低くてボールが滑りやすい。何度もアリゾナに来ている投手でも同じ。気温が上がればよくなるし、アリゾナを離れれば話は変わる」と心配する様子はない。投手にとっては酷な状況。さらには、周囲が“大谷フィーバー”に沸く状況でも、動じることなく自分の投球に専念したことを評価。「スプリットは低めにいったし、速球も制球できた。球離れもよかった」「クイックも腕の動きが俊敏でよかった」と、この日の収穫を上げた。

 今後は中5日のスケジュールを基本にマウンドに上がる予定。次回登板日は近日中に行われるブルペン投球の様子を見て決められるが、2~3イニングが目安となるようだ。

(Full-Count編集部)

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