昨季好救援で“攻めの投球”実践 「先発・前田健太」にドジャース監督期待大

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

メジャー3年目を迎える前田、ドジャース先発陣を牽引できるか

 メジャー3年目を迎えるドジャース前田健太から先発として大きな期待を寄せられている。地元紙「オレンジ・カウンティ・ レジスター」電子版が伝えている。

 渡米1年目に16勝を挙げた右腕は昨季一時救援を務めたものの、2年連続2桁となる13勝をマーク。その後のポストシーズンでは再び救援に回り、9登板で2勝0敗、2ホールド、防御率0.84と圧巻の投球を見せた。

 チームはワールドシリーズでアストロズに競り負け、メジャー制覇はならなかったものの、救援としてチームに大きく貢献し、高評価を得た前田。そして今季再び先発として起用される右腕について、地元紙は「救援のメンタリティー」が求められると伝えた。

 前田は昨季、先発として不安定な登板もあり、防御率は1年目の3.48から4.22と悪化。イニング数を175回2/3から134回1/3へと減らす一方、被弾は20から22に増えた。

 地元紙は、先発投手として課題を残した前田に対して、球団側が昨季救援投手としての見せた活躍を先発に戻っても継続するよう望んでいる様子をレポート。デーブ・ロバーツ監督は記事の中で「我々はケンタと話をしたんだ。彼はこの冬(オフシーズン)、自身のことを振り返ったり、自己採点していた。初球から攻めることで生まれるメリットも目にして、それを先発の役割を果たす上で再現できると感じたんだ」と話し、「彼の昨年のブルペンでの有効性が彼自身の手助けになるだろうね」とも語っている。

 昨季は好投した試合でも5イニング以下でマウンドを降りる場面が目立った前田。記事によると、昨シーズン中にも指揮官がその右腕に対し、初球から果敢に攻めることを求めたことがあるという。

 ロバーツ監督は、右腕が救援での好投を経て先発投手としてさらなる進化を遂げることを切望しているようだ。

(Full-Count編集部)

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