大谷翔平、2失点も8奪三振 指揮官は着実な“進歩“に満足「我々の期待通り」

エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】
エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

マイナー中心の練習試合ながらソーシア監督も視察「力強い3イニングだった」

 2日(日本時間3日)の練習試合で先発し、2回2/3を投げて4安打2失点8奪三振と好投したエンゼルスの大谷翔平投手。マイナー選手中心のブルワーズ相手に不運な当たりもあって2失点したが、実戦初登板だった2月24日(日本時間25日)のブルワーズ戦から打者出場も含む中5日でマウンドに上がり、ステップアップしていることをうかがわせる内容だった。

 この日は全てのアウトを三振で奪取。最後は5連続三振で締めた。直球の力強さは増し、本人は「あまり良くなかった」と振り返ったものの、前回登板で制球に苦しんだスライダーも冴えた。午前10時から行われたマイナー選手中心の「Bゲーム」ながら、現地まで駆けつけ、ダグアウトで投球を見守ったマイク・ソーシア監督は満足感を漂わせている。

 MLB公式サイトでは、大谷のこの日の投球を振り返る映像を紹介しながら、指揮官のコメントを紹介。「今朝のショウヘイは我々の期待通りだった。ボールにはスピンが効いていた。力強い投球。力強い3イニングだった」。失点はあったものの、投球内容には確かな手応えを感じたようだ。

 また、MLB公式サイトでは、この日の試合で捕手を務めたレネ・リベラの証言を紹介。開幕後は2番手捕手としての役割が期待される34歳のベテランは「日本のマウンドは少し低いと思う。だから、彼はマウンドに上がるたびに良くなっていく」と右腕が少しずつ適応していることを明かしている。

 さらに「初回、彼はマウンドを見ていた。マウンドを把握しようと努めていた。彼は進歩を見せ、最後のイニングは並外れていた」と、3者連続三振を奪った3回の投球を称賛。レギュラーズンでも、初めて行く球場のマウンドにどれだけ早く適応できるかは鍵となりそうだ。

 この日は52球を投げるなど、球数も順調に増えてきている。もっとも、次の登板までは、再び打者として注目を浴びる日々が続くことになる。

(Full-Count編集部)

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