鷹グルメ食べ放題の「シーズンスタートデー」 混雑で動けず

ホークスが「シーズンスタートデー」を開催、コンコース内は大混雑となった【写真:藤浦一都】
ホークスが「シーズンスタートデー」を開催、コンコース内は大混雑となった【写真:藤浦一都】

コンコース内は飲食ブースに並ぶ観客でごった返しに

 3日、ソフトバンクはヤフオクドームでオープン戦の初戦(阪神戦)を迎えたが、この日は球団創設80周年を記念した「シーズンスタートデー」として開催。一部の座席を除いて入場料は2500円均一、ドーム内の224種類のグルメが食べ放題とあって、コンコース内は飲食ブースに並ぶ観客でごった返した。

 飲食の提供は7回終了まで、弁当類のお持ち帰り厳禁、一部メニューは数量限定などの制限はあるものの、球界初の太っ腹企画。飲食ブースのあるコンコースは入場と同時に大混雑。入場開始早々に売り切れるメニューもあった。

 「九州産黒毛和牛贅沢三昧」弁当を手に座席についたファンは「この弁当だけに的を絞って2時間並んだ」と満面の笑顔。ほかの選手弁当も1時間以上並ぶのが当たり前という状況だ。試合開始5分前でもスタンドはまばら。ほとんどの客がお目当てのメニューを求めてコンコースで並び続けた。

 確かにファンにはうれしい企画だが、コンコースのあまりの混雑ぶりにゴミ箱までたどりつけず、トイレの片隅にゴミを放置する心ない行為も見られた。食べ放題企画で早い時間から大量のゴミが発生することは予測できたはず。ゴミ回収係をスタンド回遊させるなど何らかの対策があれば、ファンの満足度はさらに上がったと思われる。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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