鷹オープン戦は白星発進 バンデン好投、高田と川島が2打点

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

サファテがまさかの被弾も工藤監督「彼には全幅の信頼を置いている」

 3日、ソフトバンクはヤフオクドームに阪神を迎え、今季のオープン戦初戦を戦った。試合は先発バンデンハークの好投などもあり4対1でソフトバンクが勝利。地元での初戦を白星で飾った。試合後にはファンへの挨拶を行い、選手と一緒にサインボールを投げ込んで「シーズンスタートデー」と銘打ったオープン戦初戦を締めくくった。

 ソフトバンクの先発はバンデンハーク。初回の2死三塁のピンチでロザリオを投ゴロに打ち取ると、続く2回から4者連続三振。3回2/3、55球を投げて無失点、8個の三振を奪う好投を見せた。工藤公康監督も「横で見ているより打者は速く感じたんじゃないかな。変化球が前半入らなかったけど、そこができれば問題ない。いい調整ができている」と評価した。

 9回にはサファテが志願の登板を果たすも、代打・緒方凌介にバックスクリーンに運ばれて1失点。それでも春季キャンプの参加を免除し、アメリカでの調整を許した指揮官の信頼は厚い。

「(アメリカでの)ピッチングの映像を見せてもらったし、しっかりトレーニングしてきたと聞いている。問題はない。彼には全幅の信頼を置いている。9回を任せることに変わりはない」

 打撃では、レギュラー以外の空席を争う高田知季、川島慶三が揃って2打点。先発マスクの谷川原健太も二塁打を放つなど、懸命のアピールが続いた。

 「アピールしていってもらうのが一番。自分が開幕戦に出るんだという思いで過ごしていってほしい。アピールするのは試合だけじゃない。練習とかもボクたちがしっかりと見て評価したい」と工藤監督。

 また、谷川原と堀内汰門という若い捕手には「多少ミスしても思い切ってやった行くことが大事」とこれからのさらなるアピールを促した。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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