星野氏追悼試合で完敗の中日森監督 「仙さんは『何やってんだ!』と」

先発の山井が3回までに6失点、大きなビハインドを背負った

 中日は3日、今季最初の本拠地ナゴヤドームのゲームとなったオープン戦初戦の楽天戦に9-2で大敗した。この日は、星野仙一氏の追悼試合として開催され、全員が星野氏が中日で背負った「20」と「77」の数字がプリントされた特別ユニホームを着用して戦ったが、寂しい試合内容となってしまった。

 先発ローテを争う先発の山井大介投手が初回にペゲーロに2ランを浴びて2点を失うと、3回には5本の長短打を集められて4失点。3回途中8安打6失点とアピールに失敗すると、こちらもローテを狙う3番手の吉見一起投手が2イニング目の5回に5連打で3点を失った。

 打線は初回に大島洋平、京田陽太の連打で1点を返したものの、その後は楽天投手陣を打ち返せず。5回に初のナゴヤドームで“来日1号”のソロ本塁打を放った新外国人のモヤと、9回に登板し、150キロをマークするなど1イニングを無失点に抑えたルーキーの鈴木博志投手が、数少ないこの日の見せ場だった。

 試合後、森繁和監督は、追悼試合について問われ「普通の試合と違うというのは分かっていること。仙さんが私に何を言いたいかというと、2つだと思います。1つは『何やってんだ!』ということ、もう1つは『シゲ、体だけは気をつけろよ』という言葉しか、私には思い浮かびませんね。今日のゲームは今日のゲームとして、私が仙さんのところに行って、反省したことを述べて最後のお別れをしてきます」とコメントした。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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