ホークス柳田、3年ぶり侍で先制打　年下千賀に“最敬礼”「千賀さん特に凄い」

6回に貴重な先制打で豪州戦勝利に導く「足震えた」「チームの一員になれた」

　野球日本代表「侍ジャパン」は3日、ナゴヤドームで行われた「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018 日本 vs オーストラリア」の第1戦に2-0で勝利した。3年ぶりの代表戦となったソフトバンクの柳田悠岐外野手が、5回に貴重な先制打。ヒーローインタビューで「足が震えてました」と笑顔で振り返った主砲は、先発で打者6人を6奪三振と完璧な投球を見せたチームメートの千賀滉大投手に「“千賀さん”は特に凄いな」と脱帽した。

　両チーム無得点で迎えた6回。侍ジャパンは秋山の四球、菊池の犠打で1死二塁とすると、柳田が先制の中前タイムリー。続く筒香にも右越えへ適時二塁打を放ち、この回2点を奪った。このリードを投手陣が完封リレーで守った。

　試合後、お立ち台に上がった柳田は、3年ぶりの代表戦となったことについて「足が震えてました」とニヤリ。それでも、その前の2打席連続三振を払拭する一打に「自分に凄くプレッシャーをかけて、前に飛ばせと思ってました。やっとチームの一員になれたと思います」と振り返り、タイムリーで続いた4番・筒香については「カーブをためて（打って）、すごいなと思いました」と話した。

　柳田だけでなく、先発で完璧投球を見せた千賀、3番手で登板した東浜など、ソフトバンク陣が大活躍。「みんな0点に抑えて凄いなと思いました。千賀さんは特にすごいなと思いました」。年下の千賀に「さん付け」し、“最敬礼”で称えた。

　第2戦に向けても「日本を盛り上げられるように頑張ります」と誓った柳田。長らく代表から遠ざかっていたが、グラウンド内外で強烈な存在感を放った。

（Full-Count編集部）