投手の名誉となる「開幕投手」 2018年の大役を務めるのは誰だ

オリックスは西が有力、他球団の候補は…

〇オリックス
西勇輝(17試合5勝6敗 防御率3.44)
ブランドン・ディクソン(25試合8勝9敗 防御率3.24)

〇日本ハム
高梨裕稔(22試合7勝7敗 防御率3.68)
上沢直之(15試合4勝9敗 防御率3.44)

〇ロッテ
涌井秀章(25試合5勝11敗 防御率3.99)

〇広島
野村祐輔(25試合9勝5敗 防御率2.78)
薮田和樹(38試合15勝3敗 防御率2.58)

〇DeNA
今永昇太(24試合11勝7敗 防御率2.98)

〇中日
大野雄大(24試合7勝8敗 防御率4.02)
小笠原慎之介(22試合5勝8敗 防御率4.84)
ディロン・ジー(新加入)

〇ヤクルト
デービット・ブキャナン(25試合6勝13敗 防御率3.66)
石川雅規(23試合4勝14敗 防御率5.11)

 オリックスは、エースの金子を開幕2カード目のロッテ戦に起用する方針で、ソフトバンクとの開幕戦は西の起用が最有力となっている。日本ハムは開幕投手最有力だった有原航平が、アリゾナキャンプ中に右肩の炎症を発症。開幕ローテ入りも危うい状況となり、高梨、上沢らが候補に。広島は野村が、DeNAは今永が最有力とされている。

 中日は大野雄が筆頭候補だが、7日のヤクルト戦で3回6失点と炎上し、課題を残した。将来のエース候補の小笠原慎之介に大役を託すか、メジャーでも開幕投手経験のある新助っ人のジーも選択肢としてあり得る。ヤクルトは昨季チームで唯一、規定投球回に到達したブキャナンが務める可能性が高いだろう。

 チームを勢いづけられるかどうか、大きな意味を持つ開幕投手。すでに決定している5人はどう調整を進めていくのか。そして、まだ決まっていない7球団は誰が、その大役の座を射止めるのか。残り約3週間のオープン戦も、目が離せない。

【表】2017年シーズンの12球団開幕投手をおさらい

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