歓喜の瞬間から早10年…2018年の獅子たちに見る栄光のV戦士との共通点

「ライオンズ・クラシック2018」で着用する復刻ユニを身に着ける栗山(左)と中村【写真:(C)PLM】
「ライオンズ・クラシック2018」で着用する復刻ユニを身に着ける栗山(左)と中村【写真:(C)PLM】

4月の東京ドーム主催試合で“栄光のユニホーム”復刻

 埼玉西武は、4月の東京ドーム主催試合で開催する「ライオンズ・クラシック2018」において、2004年から2008年まで着用し、2度の日本一に輝いた栄光のユニホームを復刻する。

 2月にお披露目された栗山選手と中村選手のユニホーム姿を見たファンの中には、2008年の日本一の思い出がよみがえった方も多いだろう。10年の月日が過ぎたが、あの年の優勝メンバーと今年の主力を比べてみると、そこには意外なほどの共通点があった。

 まずは、強力・獅子打線を支える強打者たち。2008年は、中島選手(現・オリックス)が3番に座り、勝負強さと確実性を備えた打撃で打率.331を記録。楽天のリック選手と激しい首位打者争いを繰り広げた。25歳の栗山選手も、167安打で自身初の最多安打を獲得している。

 今年の埼玉西武で同様の活躍が期待できる選手は、間違いなく浅村選手だろう。昨年から2008年当時の中島選手と同じ背番号「3」を背負い、尊敬する先輩を彷彿とさせる勝負強さを発揮。昨年に引き続き、今年もキャプテンとしてチームを引っ張る活躍に期待したいところだ。

 さらに、昨年は秋山選手が自身2度目の最多安打に加えて、念願の首位打者も獲得。球界を代表するヒットメーカーが、今年も埼玉西武を攻守にわたって牽引してくれるだろう。

 次に、2008年の埼玉西武を象徴するホームランバッターを振り返りたい。当時の打線には、中村選手(46本塁打・本塁打王)、ブラゼル選手(同27本)、中島選手(同21本)、G.G.佐藤選手(同21本)、ボカチカ選手(20本塁打)の「20発クインテット」が君臨していた。

 リーグ最多の198本塁打を放った超強力打線は、10年経った今でも、パ・リーグファンの記憶に色濃く残っているのではないだろうか。

2008年「20発クインテット」に匹敵する長距離砲

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