カノに加えてクルーズまで負傷 イチロー復帰のマリナーズが“野戦病院”状態

マリナーズのロビンソン・カノ【写真:Getty Images】
マリナーズのロビンソン・カノ【写真:Getty Images】

イチローが6年ぶり復帰で盛り上がるも…開幕から前から負傷者が続出

 6年ぶりにイチロー外野手が復帰し、盛り上がりを見せているマリナーズ。一方で、春季キャンプ中にメジャー枠40人に入っている選手が次々と故障し、早くも“野戦病院“と化している。地元ラジオ局「ESPNシアトル」電子版が報じている。

 マリナーズは13日(日本時間14日)にロッキーズとオープン戦で対戦し、7-8で敗れた。この試合で昨季の打点王ネルソン・クルーズと内野のユーティリティープレーヤーのアンドリュー・ロマインが故障するアクシデントに見舞われた。「4番・DH」で先発したクルーズは初回タイムリーヒットを放ったが、この際に大腿四頭筋に異変を感じたという。

 記事によると、スコット・サービス監督は「彼はバッターボックスから最初の2歩目で異変を感じた。彼は即座に問題だと悟った」と説明した。このまま交代となったクルーズは精密検査を受けたという。一方、ロマインはカイル・シーガー内野手と交代で三塁に入ったが、守備時に肩を負傷し、交代を余儀なくされたという。指揮官は「痛みがあるので、彼は間違いなく悩まされている」と語っている。

 開幕前から“野戦病院”状態だ。記事では、多くの主力選手がキャンプで負傷していることを紹介。エース右腕のフェリックス・ヘルナンデスは肘の近くに打球を受け、先発左腕のマルコ・ゴンザレスも打球を右手に受けて故障。ロビンソン・カノ内野手はハムストリングの違和感で離脱し、ミッチ・ハニガー外野手も手の腱を痛めており、ベン・ガメル外野手は腹斜筋の負傷で開幕絶望となっているという。さらには、エラスモ・ラミレス投手、リオン・ヒーリー内野手も故障を抱えており、肩の故障が長引くトニー・ジック投手は解雇されたばかりだと伝えている。地元紙「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者はツイッターで、ニック・ランビロウ投手も肩の違和感で故障中だとレポートした。

 2001年を最後にプレーオフ出場を逃しているマリナーズ。不名誉な最長記録を食い止めるために汚名返上を期しているが、スプリングキャンプでアクシデントに見舞われている。

(Full-Count編集部)

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