メジャーへ適応進める大谷翔平 50勝左腕は「外角は彼の強み。内角は苦手」

エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】
エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

26日のドジャース戦、2打席目にヒルから左前安打を放って2戦連続安打

 26日(日本時間27日)のドジャース戦に「8番・DH」でスタメン出場し、2試合連続となる安打を放った大谷翔平投手。4回の先頭打者として立った第2打席でドジャースの左腕リッチ・ヒル投手から左前安打を放ち、この日は4打数1安打1三振だった。オープン戦で苦戦が続いてきたが、ようやく明るい兆しが見えてきた。

 開幕を目前とし、メジャーへの適応を進めている大谷。大きな注目を集めている二刀流右腕について、この日対戦したドジャースのヒルがコメントしている。

 2回2死一塁での第1打席では三飛、4回の第2打席では左前へのヒットを放った大谷。大谷との対戦を振り返った左腕は「彼は逆方向によく打った。外角を打つのは彼の強みかと思える。内角はまだ苦手に見える」と語っている。

 オープン戦の打率は.125と低空飛行が続く大谷だが、まだ米国でのプレーは1か月ちょっとしか経過しておらず、ヒルは「まだ判断するには早すぎると思う。しっかりと時間をあげた方がいい。ピッチングは見たことはないが、どちらにせよ結果をすぐに求めるのではなく時間が必要だ」と、しばらくの“時間的猶予”が必要だとの見方を示した。

 また、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も大谷について言及。「彼の投球は見ていないが、若い選手だし、まだ学ぶ事も多い。日本から来て、メジャーは違う事だらけだと思うが、才能はある。まだ打席も登板数も少ない。今日はヒルの外角のボールをよく打った」と語り、ポテンシャルの高さを認めていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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