イチロー所属のマ軍、強打の外野手ワース獲得 指揮官「エキサイティング」
指揮官「ワースが来るかもしれない」、故障者が復帰後は外野争い激化へ
マリナーズが、ナショナルズからFAとなっていた強打者ジェイソン・ワース外野手とのマイナー契約に合意したと、地元メディアが報じた。スコット・サービス監督も27日(日本時間28日)のオープン戦ロッキーズ戦の前に、同選手を獲得する方針を明かした。
マリナーズは外野手に故障者が相次ぎ、キャンプイン後に獲得したイチロー外野手も右ふくらはぎの張りで調整が遅れていた。故障者は順調に回復しており、イチローも27日(同28日)のオープン戦で不安を完全払拭する動きを見せるなど29日(同30日)の開幕戦には間に合う見込みだが、緊急補強に動いた形だ。
「ジェイソン・ワースが来るかもしれない。ジェリーが1週間前に言っていた。私は彼と一緒にプレーしたことはないが、長い間、勝利しているチームでプレーしていた。ストライクゾーンの攻略がうまい。彼はクラブハウスにもいい雰囲気をもたらす。彼自身もキャリアを継続しようとしている」
ジェリー・ディポトGMは外野手の補強に水面下で動いていたが、指揮官も強化責任者から相談を受けていた経緯を明らかにしている。ワースはメジャーリーグで15シーズンに渡ってプレー。ナショナルズで7年間活躍し、昨季は70試合出場で打率.226、10本塁打、29打点。新天地は見つかっていなかった。
「球団としても、(ワースが)スプリングトレーニングをしていないので、3Aレベルでプレーしてもらうが、彼を迎えることができるのはエキサイティングだ」
故障中の外野手も開幕後に戻ってくる。ワースはしばらくはマイナーで調整を行うことになりそうだが、イチローら外野手のレギュラー争いの激化を意味することにもなりそうだ。
(Full-Count編集部)