MLB公式サイトが“突飛な予測” 大谷のCY賞候補は「まあまあクレイジー」

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

ヤンキースには50本塁打が3人? ハーパーは3冠王?

 29日(日本時間30日)の開幕が迫り、今シーズンを占う特集が各方面で展開されている。そんな中、MLB公式サイトが一風変わった特集記事を掲載した。タイトルはずばり「30チームに関する突飛な予測」。起こる確率はかなり低いだろうがゼロとは言い切れない、文字通り「突飛な予測」を展開。その度合いを、実際に起こる確率が少ない順に「発狂レベル」「クレイジー」「まあまあクレイジー」とランク付けし、想像の世界を膨らませている。全30球団のうち日本人選手が登場するのはエンゼルスとカブスだ。

 ヤンキースは「年間50本塁打バッターが3人誕生する」、レッドソックスは「ムーキー・ベッツが球団史上初の40本塁打40盗塁を達成」、ナショナルズは「ブライス・ハーパーが3冠王を獲得」は3つ全て「クレイジー」にランク付けなど、100パーセントあり得ないとは言えないけれど、達成が難しそうな予測が数々並ぶ記事の中で、まず最初に登場するのはア・リーグ西地区エンゼルスの予測だ。

「ショウヘイ・オオタニは打撃を諦め、サイ・ヤング賞の候補に入る」

 この“突飛な予測”のランク付けは「まあまあクレイジー」。つまり、現実のものとなる可能性は低くはない、ということだ。寸評では、二刀流実現の可能性が完全に消えていないとしながら、「メジャーで活躍することがどれだけ難しいことが忘れがちだ」と指摘。投打ともに苦しんだオープン戦を引き合いに出し、「まずは素晴らしい投手になること。現時点で、その才能がある。そして後で打撃に取り組みべきだ」と段階を史奈が二刀流の道を目指すことを提案した。投手として大谷の才能を称える向きが多いが、ここでも投手に専念すればルーキーイヤーでサイ・ヤング賞候補に入る可能性があるとしている。

 続いて日本人選手が登場するのは、ナ・リーグ中地区カブスの予測だ。

「ユウ・ダルビッシュがサイ・ヤング賞を受賞する」

 この予測のランク付けは、大谷よりも1段階だけ実現の可能性が薄い「クレイジー」となった。寸評では「ダルビッシュとの契約は大当たりか大外れか、どちらかになるだろう」と予測。その理由として挙げるのは「彼は中道的なタイプじゃない」。開幕前の戦力分析でもワールドシリーズ優勝候補に名を連ねるカブスは、ダルビッシュに「パーフェクトな状況与えた」とし、エプスタイン強化担当責任者はその才能が成熟し大輪を咲かせると懸けたと分析している。

 もしエンゼルスで「まあまあクレイジー」なことが起き、カブスで「クレイジー」なことが起きれば、大谷とダルビッシュが両リーグでサイ・ヤング賞を受賞するという「発狂レベル」な事態が発生するかもしれない。うれしい意味でのサプライズが起こることを願いながら、開幕を迎えたい。

(Full-Count編集部)

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