広島、自身初の開幕勝利を挙げた緒方監督「勝利で飾れたのはよかった」
チームは球団史上初のリーグ3連覇に向け好発進
広島は30日、マツダスタジアムで行われた中日戦に6-3で勝利し、球団史上初のリーグ3連覇へ好スタートを切った。チームとしては4年ぶり、自身初の開幕勝利となった緒方監督は「たくさんのファンの前で、最初のゲームを勝利で飾れたのはよかった」と喜んだ。
初の開幕投手となった野村は6回3失点で降板。序盤の1点リードを逆転されたが、直後に打線が再逆転して勝利投手となった。緒方監督は「(野村)祐輔がプレッシャーのかかる中、しっかり大役を果たしてくれた。ゲームを作ってくれた」と勝ちに結びつく好投を評価した。
開幕戦から2桁安打で逆転勝ちと、昨年の勢いそのままの試合に「ひっくり返されたけど、カントリー(エルドレッド)が一本打ってくれて、そこから逆転できた。ウチらしいゲームができたと思います」と満足そうだった。
昨年8月に右足首骨折した鈴木も復帰戦で1安打1打点を記録。「いいスイングだったね」と新4番を褒めた指揮官は「野手は一本出れば、肩の力が抜ける。ヒットが出なかった選手もフォアボールは取れているしね」と、昨季リーグ最強を誇った強力打線に、今年も手応えを感じているようだった。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)