松坂大輔、5日巨人戦で550日ぶり1軍登板「緊張感は…」 白星なら4216日ぶり

中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】
中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

3日の巨人戦前にブルペン入りし「それなりに緊張は出てきています」

 中日の松坂大輔投手の移籍後初登板初先発が近づいてきた。NPBに復帰後3年間を過ごしたソフトバンクを退団し、名古屋に新天地を求めた「平成の怪物」。プロ20年目となるシーズンが開幕し、ついに4月5日の巨人戦(ナゴヤD)で初先発を迎える見込みとなった。

 本拠地開幕を迎える3日の巨人戦の試合前練習に参加した松坂はキャッチボールなどを終えると、ブルペンに入って投球練習も行い「それなりに緊張感は出てきています」と短くコメント。“その時”が近づいてきていることをうかがわせた。

 松坂のペナントレース中の登板は、ソフトバンク時代に唯一の登板となった2016年10月2日の楽天戦(コボスタ)以来、550日ぶり。この時は1イニングを投げて3安打4四死球と大荒れだった。この登板のみで、右肩の故障に苦しんでソフトバンクを退団。ただ、現役にこだわり、新たに加わった中日で、長く苦しい先の見えないリハビリ中も思い続けてきた1軍のマウンドに立つ日がいよいよやって来る。

 日本での白星となれば、メジャー挑戦前の西武時代2006年9月19日のソフトバンク戦(インボイスD、現メットライフD)以来、実に4216日。苦しい日々を乗り越え、ようやく辿り着く公式戦のマウンド。数多く受けてきた批判や厳しい声も跳ね返す、復活の白星をつかむ瞬間を、多くの野球ファンが待っているはずだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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