ヤクルト山田が目覚めの一発 菅野から今季1号ソロ含む2安打2打点

ヤクルト・山田哲人【写真:荒川祐史】
ヤクルト・山田哲人【写真:荒川祐史】

チームは昨年、5戦5敗と菅野を苦手にしていた

 ヤクルトは6日、神宮で行われた巨人戦で山田哲人内野手に待望の今季1号アーチが飛び出した。昨年0勝5敗39イニングでわずか2点(自責は1点)しか奪えず、8連敗中だった天敵・菅野を攻略した。

 2点リードで迎えた2回の第2打席。1死二塁から146キロの直球を捉えた打球は中堅フェンスを直撃する貴重な追加点となるタイムリー三塁打。さらに5回の先頭で迎えた第3打席は左翼ポール際に今季1号となるソロを放った。

 天敵相手に2安打2打点の活躍を見せ「今年一番の自分のスイングができた。(菅野には)ずっとやられていた。何とかやってやろうと臨んだ。ミーティングでも積極的にいこうと話し合った」とコメント。

 この試合前までの打率は.100と不振だった背番号「1」。試合前には青木と共に早出特打を行い、石井、宮出両打撃コーチからは「センターへの意識」とアドバイスも貰っていた。「自分が絶好調でも抑えられる。追い込まれたら厳しい」と積極打法で功を奏した。

 日本のエースを攻略しチームも巨人と並び2位に浮上。目を覚ました山田がチームを牽引していく。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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