イチロー今季2度目マルチ 華麗な流し打ちに解説感心「クラシックな一打」

マリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】
マリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

第3打席にも中前ヒット、変わらぬ働きで存在感

 マリナーズのイチロー外野手は7日(日本時間8日)、敵地でのツインズ戦に「8番・左翼」で先発。2試合連続安打で今季2度目のマルチを記録した。第2打席には外角球を華麗に流し打ち。技ありのヒットに解説を務めるマリナーズOBのマイク・ブロワーズ氏は「ロッド・カルーのような、まさにクラシックな一打です」とため息をもらした。

 3回1死走者なしで迎えた第1打席はバント安打を試みるも失敗。だが、3点リードで迎え5回の第2打席で快音を響かせた。1死走者なしの場面で打席に立つと、相手先発ベリオスが投じた1ボールからの2球目外角速球に逆らわずバットを出した。打球は遊撃手の頭上を越えて、レフト前に落ちるヒットとなった。

 華麗な流し打ちで2試合連続ヒットを記録すると、試合を中継する地元テレビ局「ROOTS」で解説を務めるブロワーズ氏は「とてもいいボールでした。外角のコーナーへの直球です。ロッド・カルーのような、まさにクラシックな一打です」と、通算3053安打で球史に名を刻む往年の打者を引き合いに出した。

 すると実況を担当するデーブ・シムズ氏はカルーと会話した時のエピソードを披露。「彼(カルー)は『イチロー? お気に入りの選手だよ』と言っていました」と続けた。

 5-3の7回先頭で迎えた第3打席はセンターへ抜ける安打を放ち、この日は3打数2安打1得点で勝利に貢献。44歳の今もそのプレースタイルは変わることはない。

(Full-Count編集部)

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