大谷の野球カード高騰 入手のフィリーズ右腕も“恩恵”「人生でベストカード」

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】
エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

サイン入りの特別版が72万円まで高騰「熱狂状態を生み出している」

 デビューから10日間でメジャー序盤戦最大のスターとなったエンゼルスの大谷翔平投手。9日(日本時間10日)には、日本人メジャーリーガーとして最速&最年少でア・リーグ週間MVPに選出されるという偉業を達成したが、メジャーリーグ公式の大谷記念カードの価値も衝撃的な高騰を見せ、他球団の中継ぎ右腕が一攫千金に成功するというまさかの事態が発覚した。

「ショウヘイ・オオタニの記念カードへの興味も上昇中」と特集したのはESPN。アメリカのファン、メディアが熱狂する二刀流フィーバーは、野球愛好家垂涎の公式カードにも伝播しているようだ。

 MLB公式カードを扱う「Topps社」の大谷のルーキー記念カード「topps ヘリテージ・セット」。赤字でサインの入った特別版が9日(日本時間10日)夜に6725ドル(約72万円)という高値で取引されたことが明らかになった。

「彼の記念カードを買っているのは海外市場だ。アーロン・ジャッジや他の野球のスターはアメリカ市場だけで価格が高騰していた状況を目の当たりにしてきたのだが……。打撃と投球両面で輝いているという事実が、熱狂状態を生み出している」

 記事の中でこう語っているのは、Topps社のリック・プロブステイン氏だ。インターネットでもカードの販売を行なっているが、全米を席巻する二刀流のルーキーカードはとんでもない値動きを見せているという。スプリングトレーニングでは1500ドル(約16万円)から2000ドル(約21万4000円)だったが、「彼のサイン入りのカードはここ2、3週間で価値が3倍から4倍に高騰した」というのだ。

 Topps社は1月に大谷とカード販売の独占契約を結んだ。その人気は爆発的で、同公式サイトではこの32時間に10万2501枚の大谷カードの発注を受けたと記事では紹介。サイン入りカードは4000ドル(約43万円)で1枚だけ発売したが、一瞬で売れたとされている。

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